そして、

2005年2月3日
+2月3日+

彼との最後の話し合い。
彼とは、昨日の最悪のメールをしてから連絡をしていない。

たぶん、彼はもうどうでもよくなっていると思う。

でも、このままではだめだ。

彼と笑顔でまたいつの日にか会うために、
最後に気持ちを伝えてから別れたいと思っていた。


で、朝8時くらいにメール。

10時くらいにそっちに着くように行くので、
話を聞いてください。

と。


行く途中、彼からメールが。

「忙しいのでやめてください。
 もうどうでもいい。」

それでも、最後だから話さないといけないと思った。




彼の家の前に到着。
でも、彼が恐くて、電話かけれず。
でも、でも、ここで怖気づいていては前に進めない。

チャイムを鳴らす。

○○です。
最後の話がしたいので、
聞いてください。

彼の部屋に通される。


そこからは、二人とも涙。

彼との会話。




昨日は、ごめんね。
あたし、あなたの気持ちを傷つけた。
ずっと貴方が言えなくて、
ずっと苦しんでいた気持ちを勇気をもってあたしに話してくれたのに、
それをあたしは、
間違いにせよ、結果的に貴方を傷つけてしまった。
本当にごめんなさい。

あたしは、あなたがなんであたしじゃだめなのかってずっと思ってた。
なんであたしじゃって。

でも、そうじゃなくて、
あたし一人で人生を終わらせていいのかどうか、
それが不安だったんだよね。

でも、あたしにはそれがわからなかった。

あたしは貴方一人でいいと思っていたから。

『しょうがないよ。
 そういうときだったんだ。
 そういうタイミングだったんだよ。
 だから、あんまり自分を責めなくていいんだよ。』

でも、あたしは、
自分に自信がなくて、
だから自分をこんなにも好きでいてくれている貴方が居ることがとてもうれしかった。
そして、そこにずっと甘えていた。

ごめんね。

でもね、
ひとつだけ、自信が持てたんだ。
貴方と付き合ったことで、
一人の人をこんなにまで深く愛せたんだ。
それが、あたしの唯一の自信になった。

ありがとう。

『君は、誰よりも魅力的な人だったよ。
 誰よりも。
 自信をもっと持っていいんだよ。
 

 君は、もっと胸を張っていればいい。』

ありがとう。

あたし、本当に貴方をこれだけ深く愛せたこと、自信もっているよ。

そして、貴方と過ごした日々は、気持ちとか全てにおいて、
嘘、偽りはなかったよ。
とても楽しくて、楽しくて、
絶対に忘れない。

『俺も、○○と過ごした2年半は、
 一番楽しかった。
 たぶん、これからもずっと輝いていくと思う。』

今は、二人とも、自分のことでいっぱいだから、
一度別れたほうがいいと思うんだ。
悲しいけど。

でもね、あなたとはずっと繋がっている気がするんだ。

だから、また会える気がするから、
それまで自分を磨こうと思う。

『そうだね。
 俺たち、一度すっきりした方がいいよ。
 俺も自分の気持ちが整理できたら、
 何らかの形で連絡するから。
 絶対。』

あたしが試験を受けるときに、
メールしてもらってもいいかな?

『日にちがわかってるの?』

えっ?!
知らない…;

『えっ??じゃぁ、連絡してくれる?』

うん。






たぶん、一生かけても貴方を一番に理解してくれる人はあたしだと思う。
一番に居場所を作ってあげられるとも思っている。

だから、あなたが辛いときは、一番に話してほしい。
あたしが貴方の居場所を作ってあげるから。

彼、号泣。

泣かないで、あたしは、
本当にそう思うんだ。

だからかな。
ずっと繋がっている気がするんだ。

『俺も、君がどうしようもなくて、
 苦しくて、おかしくなりそうになったら、
 連絡して。
 いつでも駆けつけるから。』

おかしくなったら、責任とってもらうよ。

『はは』




あたし、ずっとずっと好きだよ。
それは今も変わらない。
ずっと変わらない。

だから、本当に辛かったら、いつでも呼んでね。


『うぅぅ。
 ごめんね。
 ごめんね。
 

 俺も本当に大好きだったよ。
 大好きだった。

 本当に。

 ごめんね。

 ありがとう。』

『だから君には幸せになってほしい。』


彼が泣いている。
とても心が引き裂かれていく気がして、とても悲しかった。

お互いに好きなのに、
別れる。
どうしてかな。

悲しいな。

彼が、とてもぎゅっときつく抱きしめてくれた。
彼の体温が懐かしかった。
彼が泣いている。
あたしも苦しくて、泣いていた。



彼が、
あたしの顔を見ると別れられなくなるから

って。

ずっと泣いていた。

想いがとても伝わる。

悲しいな。





『もうそろそろ行かないと』

って彼が。

別れが辛くなっているのかもしれない。

そうだね。と言って、
彼の部屋を出る。




彼と玄関で無言になる。

ここを出たら、
もう彼とは何もなくなる。

最後にわがまま言ってもいいかな?

『何?』

手をつないで少し歩きたいんだ
だめかな?

『…
 さっき部屋で言ったよ。
 別れられなくなっちゃうから。
 

 ごめんね。

 それはできない。』

うん。
わかった。

最後に彼に抱きついて、

ずっとずっと大好きだよ。
あたしがたくさん注いだ愛情忘れないでね。

彼がこらえきれず、
また泣いてしまう。

泣かないで。

『もう行って。
 大丈夫だから。』

うん。
ありがとう。
元気で。
ばいばい。


バタン。

扉の向こうとこちらで、静かに泣き崩れるあたしと彼。




これでもう終わり。


外はすごく晴れていた。


涙は出ていたけど、

最後に彼と少しでも気持ちが通じてよかった。

いろんな人に話を聞いてもらって、
たくさん悩んで、
後悔はしたくなかった。

そのおかげで、
行動することができた。

彼ともう同じように歩むことはできないかも知れないけど、

それでも、すごく何か前を向いていける気がした。

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